オリオン座のベテルギウスは年老いた赤色超巨星で、ここ100万年以内に星の死である超新星爆発を起こすと考えられています。地球からの距離が640光年と非常に近く、もし超新星爆発が起こると可視光では半月より明るく輝くと期待されています。
MAXIが観測しているX線でも短期間に非常に明るく輝くと予測しており、その観測データは大変貴重な物となるでしょう。現在のところ、ベテルギウスからのX線は検出されていませんが、もしかしたら明日起こるかもしれない超新星爆発を確実に捉えるため、日々の公開リストに追加しました。
グラフは、公開ページで公開しているベテルギウスから放射されたX線の明るさの変化の図を添付したものです。(現在は0に張りついており、有意なX線は検出されていない。時々外れている点は、国際宇宙ステーションの太陽パドル等によってノイズが変化したなどの要因で自動データ処理に失敗しているため。)
横軸は、MAXIが観測開始した2009/8/15日から現在までの修正ユリウス日。
4段のグラフは、それぞれ観測エネルギー領域が異なるもの。上から全エネルギー域(2-20keV),低エネルギー域(2-4keV),中間エネルギー域(4-10keV),高エネルギー域(10-20keV)となる。
公開ページのURLは下記の通り。
http://maxi.riken.jp/top/index.php?cid=1&jname=J0555+074
我々が生きている間に起こる可能性は低いと思われますが、運が良ければ今世紀最大の天体ショーが見られるかもしれません。
この事はMAXIサイエンスニュース39号として、こちらで詳しく書かれています。
2012/01/26 グラフ追加

上の図はMAXI が観測した2011 年9 月24 日、1 日分のX 線全天画像です。
